食とウエルネス

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食とウエルネス

「食」研究家・食育アドバイザー 花田 利恵子
2017/1/1


ウエルネスとは、

  • 「輝くように生き生きしている状態」疾病や障害の有無・年齢にかかわらず、心の豊かさ・生命の尊厳を大切にし、食・身体活動・休養・睡眠をバランスよく取り入れて生活習慣を改善し、生活の質(QOL)を高めて生涯にわたるより健康なライフスタイルの確立を目指す生き方。

さらに、

  • 生き甲斐を持ってよりよい充実した人生を送るために、自然・歴史・文化を大切にし、環境や社会に貢献する創造的・積極的な生き方。

と、定義されており、私が推進し続けております「食育」は、大きなウエルネスの一部であり、ウエルネスらしい活動と思います。

「食育」は、かなり定着しており、学校におけるバケツ稲や、親子料理教室など、多くの場でいろいろな活動が見られ、その全てが「食育」の表現です。


私は「食育」の基本は、命を頂いて明日の自分の糧にする、その事実を捉え、命への感謝と考えます。その上で、食に関する知識を得、体験を通じて実感し、創造の世界が大きく広がり、今後の生活の中で生かしていく、老若男女に関わらず生涯学習であり、より健康ライフスタイルに繋がるものです。

農水産業、加工業、流通、販売の過程、パッケージの表示、美味しい・安価を追及するために自然とかけ離れつつある現実、現代において、大人の「食育」は必然となっております。過剰な情報に惑わされず、しかし正しい知識を得て判断していく事が必要です。

これは「食」に関してばかりでは無く、政治・経済・教育他生きていく上で関わる全てに言える事ですが・・・・

「食」が大きく関わる育児、子育ては、ウエルネスその物といえるのではないでしようか?

生き生きと前向きにならなければ、子供が明るい未来に向かって育つ筈がありません。

親や家族だけでは無く、学校も地域も国も、その場対応ではなく、ウエルネスに将来を考えていかなければ、幸福はないのです。一歩立ち止まり考えてみましょう。